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今年も、町内全小中学校の児童生徒を対象として「本は友だち 本屋へ行こうプロジェクト」を実施しました。
令和元年度から始めたこのプロジェクトは、子供たちが町内の本屋を訪れて、学校の図書室に置く本を選ぶというものです。
たくさんの本が並ぶ本屋の雰囲気を味わい、「本の森」の中から、お気に入りの1冊を見つけ出します。その本を自分でレジに持参して、自分で大切に持ち帰ります。読んだ後に、その本は学校の図書室に置かれ、やがて、他の子供たちも読むことになります。このことを通して、読書に親しみにくかった子供たちも含めて読書への興味・関心が一層高まることを期待しています。
町内のある先生から「子供たちはすごく楽しみにしているんですよ。」という声を聞きました。また、プロジェクト実施当日までにご家族と一緒に本屋を訪れて下見をする子がいたり、持ち帰った本を話題にして家族の会話が弾むこともあったりと、このプロジェクトが親子の会話や触れ合いにもつながっているという声も寄せられました。
1人1台端末の配備など、学校でもデジタル化が進んでいますが、そんな時代だからこそ、子供たちがワクワクしながらページをめくり、活字に親しむ機会が大切だと考えています。
鬼北町長 兵頭 誠亀