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「令和4年を迎えて」

ページID:0020352 更新日:2022年1月1日更新 印刷ページ表示

 新年明けましておめでとうございます。

 昨年は、私にとって2期目の町政運営をスタートさせていただいた年でございました。コロナ禍におけるワクチン接種においては、医療関係者の方々をはじめ町民の方々のご協力によりまして、県内でも極めて早いペースで推進することができ、重症化予防や集団免疫の確立に一定の効果があったものと考えております。

 また、町内の経済活動の回復傾向が鈍化しているため、一昨年に引き続き、町独自の事業として町内企業への減収支援や対人サービス事業所に対して感染予防物品の購入補助を実施したところです。さらに大学生や専門学校生を持つご家庭に対して、就学先でのバイトができない状況に対する支援として1人あたり10万円の支給を実施しました。

 今年におきましても、引き続き、適切な感染予防対策及び経済支援対策を実施するとともに、コロナ禍における不当な差別をなくすよう引き続き啓発活動を推進してまいります。

 一方で、平成30年7月豪雨災害により事業縮小しておりました、生活道路整備や農林道整備、がけ崩れ対策や河床掘削など事前防災対策事業にも積極的に取り組む考えであります。さらに、「広見中学校の改築」や鳥獣害対策としての「減容化・ペットフード生産施設整備」、「保育所等統合計画の推進とサービス向上」、「等妙寺旧境内遺跡ガイダンス施設整備」に伴う活用推進、交通弱者対策など重要な諸施策を展開する予定であります。

 新しい施策としては、近永駅周辺賑わいプロジェクトを計画しております。これは、商工施策という角度だけではなく、鬼北町で「駅周辺まちなか」といわれる場所が一つもなくなることが、町の形成にとって、どれだけ寂しいものかを想像し、町全体の問題としてとらえ、加えて、北宇和高校の魅力化・予土線の維持存続という地域課題を複合的に解決するための事業として位置付けております。

 このような状況からも、このプロジェクトの実施は、10年後、20年後を見据えて、今の時代にしなければならない事業の一つであり、JR近永駅の改修についても、単にJRの駅の耐震改修ということではなく、わが町のまちづくりにおける複合的な課題解決を念頭に町も参画しようと考えております。様々な方々のご理解をいただきますようお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆様にとりまして飛躍の年となり、輝かしい1年になりますよう、心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

鬼北町長 兵頭誠亀