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合併処理浄化槽

ページID:0012191 更新日:2018年3月6日更新 印刷ページ表示

生活排水について

 私たちは、毎日の暮らしに多くの水を使用していますが、無意識のうちに家庭から流している水のほとんどが、汚れたまま水路や河川へ流れています。
 家庭から出る生活排水は、「トイレ排水」と台所・風呂・洗濯などの「生活雑排水」とに分けられ、そのうち「生活雑排水」の中に含まれる汚れの量は、生活排水全体の70%近くを占めています。
 現在、少しでも河川へ流れる汚れを軽減するよう、公共下水道施設、集落排水施設、浄化槽などの汚水処理施設が全国的に稼動していますが、その中で比較的安価に、短期間での導入が可能な施設が浄化槽です。

 令和元年度末時点の県内の汚水処理人口普及率が80.0%であるのに対し町内の普及率は60.8%とまだまだ水洗化が進んでいないのが現状です。鬼北町では快適な生活環境の実現と河川環境の改善のため、浄化槽の設置を推進しています。

※水の汚れ具合をBODで表します。これは、水の汚れをバクテリアが食べて分解するのに必要な酸素量のことです。汚れが大きいとそれだけ酸素要求量が多くなるので、BODは大きな数字になります。ちなみに、1人の人間が一日の生活でどのくらい水を汚しているかをBODで表すと、トイレ排水13g、生活雑排水27g、合計40gとなっています。

浄化槽ってなんだろう?

浄化槽とは、トイレ排水と生活雑排水を併せて処理するもので、BODの除去率が90%以上であり処理能力は下水道の終末処理施設と同等です。し尿と生活雑排水をあわせたBODが40gですから、処理水のBODは4g以下となります。
   浄化槽のしくみ

 

1 処理性能が優れている。
 下水処理場の高級処理並み(BOD除去率90%以上、放流水のBOD20mg/l以下)に排水を浄化します。
2 設置コストが格安。 
公共下水道などの集合処理と比べて設置費が安く、負担も軽くなります。
3 短期間で設置できる。
 工事が簡単で、工期約2週間という短期間で設置できるため投資効果がすぐ現われます。
4 地形の影響を受けず、どこにでも設置可能。
 駐車場1台分のスペースがあれば充分。コンパクトな浄化槽ですから設置場所を選びません。
5 自然の浄化能力も活用し、清流を回復。
 河川の自然浄化能力を活用するとともに、河川の水量確保も可能になります。

 以上が、浄化槽の主な特長です。鬼北町では、浄化槽を設置される方に補助制度を設けています。詳しいことは環境保全課までお問い合わせ下さい。

浄化槽の維持管理について

  浄化槽は、私たちに衛生的で快適な生活環境をもたらす一方、適正な施工や維持管理を怠れば、機能が十分に発揮されず、汚水で自然環境を汚染する危険性を併せ持っています。
 こういった事態を招かないために、法定検査や保守点検・清掃などをきちんと実施しましょう。


 ●浄化槽の法定検査(浄化槽法第7条・11条)
  浄化槽は、保守点検や清掃とは別に、浄化槽法に定められた法定検査を受けなければなりません。検査は、(社)愛媛県浄化槽協会が行います。
  7条検査・・・浄化槽を設置して、6ヶ月から8ヶ月の間に受ける法定検査
  11条検査・・・毎年一回受ける水質検査

 ●浄化槽の保守点検と清掃
  浄化槽は、その機能を維持するために、浄化槽の種類、人糟に応じた回数の保守点検と清掃が必要です。
 保守点検は、知事登録を受けた「浄化槽保守点検業者」に、清掃は町の許可を受けた「浄化槽清掃業者」にお願いしましょう。

町の許可を受けている『浄化槽清掃業者』

  鬼北町の許可を受けている「浄化槽清掃業者」は下記のとおりとなっております。浄化槽の清掃をする場合は、下記業者にお願いしてください。    
  ●浄化槽清掃許可業者  『 有限会社 広見衛生社 (0895)45-0507 』

『浄化槽清掃許可』を受けるため申請される業者(個人)の方へ

 鬼北町内での浄化槽清掃業の許可を受けるためには、「鬼北町廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則」の規定により、「浄化槽清掃業許可申請書(様式第8号)」に関係書類を添えて町長に提出しなければなりません。
 申請書及び関係書類についてはリンク先をご参照いただき、ご提出ください。
 なお、許可の申請には1件につき4,200円、許可書の再交付には1件につき1,050円の申請手数料が必要です。