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愛媛県立北宇和高等学校教育寮について
近年、人口減少、超高齢化、労働人口の減少等により、地方衰退といった課題が顕在化しており、各自治体は、地域振興の核となりうる高等学校存続に向けた取り組みを強化しているところであります。
こうした中で、鬼北町と愛媛県立北宇和高等学校が連携し、全国生徒募集、高校魅力化事業を実施しており、定員数の確保や地元の中学生にとって地元の高校が多様性のある魅力的な選択肢になるための取組みを行っております。
鬼北町では、全国生徒募集を後押しするため、魅力ある住環境の提供と、全国から訪れる生徒たちと地元生徒・地域住民の交流を図ることを目的に寮を整備しました。
1.北宇和高等学校教育寮[北辰寮(ほくしんりょう)]
(1)施設概要
住 所 | 愛媛県北宇和郡鬼北町大字近永1040番地1 |
延床面積 | 605.17平方メートル(1階307.2平方メートル、2階297.9平方メートル) |
構 造 | 木造2階建 |
主な部屋 |
寮室(14室)、事務室、管理人室、ラーニングコモンズ学習室、 多目的ホール、共用ルーム(食堂・談話室、ラウンジ、和室)、シャワー室、洗濯干場、洗面洗濯室 |
(2)寮室
寮室はすべて2階で全室個室です。(シャワー室・トイレは男女それぞれ共用)
2階は男女のエリア分けができるようになっています。
(3)寮の管理
寮専属の3人のハウスマスター(地域おこし協力隊)が、寮生の生活・学習・学校生活など、保護者の立場となってしっかりとサポートします。
夜間は宿直者が常駐します。
(4)セキュリティー
寮には、常にハウスマスターまたは宿直者が常駐しています。
防犯面では、施設内外にはプライバシーに配慮しつつ、防犯カメラを設置し不測の事態に備えます。
防災面では、各部屋の自動火災報知設備のほか、火災時の避難タラップの設置(3か所)、随所に消火器を設置しています。
(5)食事
朝食・夕食は、町内飲食事業者に委託。寮まで配達してもらい、食堂で取り分けする給食方式です。
昼食は学校に弁当を配達します。
栄養バランスに配慮した献立となるよう町栄養士の助言を受けます。
(6)共用スペース
寮生のコミュニケーションが図れるよう食堂・談話室のほか、ラウンジ・和室を設け、ゆっくりくつろげる空間に配慮しています。
また、地域住民や寮生以外の生徒との交流が図れる多目的スペースを設置しています。
(7)寮費
1か月当たり40,000円
※寮費の補助制度があります。下記「各補助金のご案内」をご覧ください。
2.多世代交流施設[チカナガぷらっとホーム(仮称)]
現在、鬼北町では寮の機能を備えた多世代交流施設を建設中です。(令和7年8月完成予定)
3.各補助金のご案内
(1)新入生転居世帯家賃補助
北宇和高等学校へ入学する町外の生徒が、世帯で転居した際の賃貸物件、町営住宅の家賃を補助します。
・補助率 : 高校在学中、建物賃貸借契約に明記する家賃の2分の1以内(ただし、1か月30,000円を限度とします)
(2)北宇和高校教育寮寮費補助
1か月15,000円を補助します。
※ 寮費は40,000円(平日の朝夕2食込み)
※ 多世代交流施設も同様です。
(3)オープンスクール参加補助
学校見学で来町する生徒・保護者に対し、旅費(飛行機、鉄道、高速料金など)、宿泊費(町内の宿泊施設)、レンタカー代を補助します。
・補助率 : 補助対象経費の総額の3分の2以内