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鬼北町の東に位置し、松山市から西南に約80キロメートル、宇和島市から東に32キロメートル、また町の中心部からは、22キロメートルの所に位置している。
日吉地区の北部は、西予市城川町、東部及び南部は高知県に接しており、境は1,000メートル級の山々に囲まれ、父野川、鍵山川、日向谷川は、日本最後の清流で有名な四万十川の源流となっている。地区の中心部下鍵山は、国道197号と320号とが交差し、四国西南部の交通の要衝となっている。鬼北町役場日吉支所、日吉小学校・日吉中学校、国保日吉診療所・日吉保健センターの公共施設や学校が集中している。
文化発信拠点として整備された明星ヶ丘には、歴史民俗資料館・武左衛門一揆記念館・大野作太郎地質館・明星草庵があり、この施設を通して先人の功績や個性ある歴史文化を継承していくことと心豊かで感性に富んだ人づくりを推進している。
産業は、農林業を中心に展開してきた地域で、柚子が特産として知られている。その日吉の農家が収穫した、とびきり新鮮な野菜、山菜を販売しているのが『日吉夢産地青空市』。日吉夢産地では、きゅうり・くり・しいたけ・ゆずなどの販売のみだけでなく、農産物を使った加工の研究も行っている。
四万十川の源流の渓谷沿いには、ありのままの自然の中を舞台に思い出に残る体験を楽しめる『節安ふれあいの森』がある。手触り、木の香りが心落ち着かせるバンガロー、青少年・グループの研修にご利用いただける体験学習施設がある。春は、きらきらと輝く新芽美しく森の声が聞こえてくる。夏は、素足で川の中に入り、おいしい水と空気で静かな時を過ごすことができる人気の場所となっている。
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