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鬼北町と新居浜高専との取り組みについて
包括連携協定に基づく新居浜高専の活動実績
第2回新居浜高専出前授業(令和6年8月19日~20日)
広見中学校理科室において、2回目となる新居浜高専出前授業を開催しました。
今回の出前授業のテーマは「微生物DNA実験」。「クラゲの遺伝子を大腸菌に入れると何が起こるのか・・・」という高校生レベルの内容に町内の中学生が挑戦しました。高専生による授業も行われ、実験を行うだけでなく、実験結果の推測や考察の方法についても学習しました。2日がかりの実験の結果、大腸菌を光らせることができました。
第1回新居浜高専出前授業(令和6年3月9日~10日)
中央公民館2階視聴覚室において、町内の中学生を対象に新居浜高専の学生による出前授業を開催しました。
当初は8月の夏休み期間中に予定されていたのですが、台風の接近により延期になってしまい今回の開催となったものです。
出前授業のテーマは、DNAを増幅して判定を行うPCR実験、データ解析の基礎となる「バイオインフォマティクス入門講座」、食べ物の保存方法を学ぶ「リンゴの褐変反応実験」など、どれも難しそうなものばかり。
中学生達は慣れない実験器具の取り扱いに苦労しながらも、高専の学生のアドバイスにより、無事実験を成功することができました。
鬼北町フィールドワーク(令和6年3月8日)
新居浜高専の学生達が鬼北町ペットフード加工処理施設と減容化施設の見学を行いました。
鬼北町役場の担当職員が各施設を活用した地域課題解決に向けた鬼北町の取組みについて説明し、鬼北町の地域課題についての共有を行いました。
鬼北町×新居浜高専フォーラム(令和5年12月2日)
近永公民館2階講堂において、包括連携協定に基づく研究の経過について新居浜高専の学生達が報告会を行いました。
まず教員から食品の機能性と地域活性化の可能性に関する報告があり、学生からは鬼北町の農作物から約70種類の発酵液を作り、抗アレルギー性の作用を有するものを探したところ、8サンプルから抗アレルギー性の効果が推定されたことが報告されました。
鬼北町の地域微生物の研究(令和4年12月~)
包括連携協定に基づき、新居浜高専において鬼北町内の農作物の微生物に関する研究が始まりました。
微生物から抽出されたDNAは専門機関へ依頼し、更に詳細な解析が行われました。地域微生物から抗アレルギー機能を持った発酵食品を開発し、機能性を持つ特産品とすることで町内農産物の高付加価値化を図ります。
鬼北町と新居浜工業高等専門学校は包括連携協定を締結しました
令和4年12月22日(木曜日)、鬼北町と新居浜工業高等専門学校(以下「新居浜高専」)は、多様化・高度化する地域の課題解決に取り組み、活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展を図ることを目的に包括連携協定を締結しました。
協定調印式終了後には新居浜高専の学生や教員による記念フォーラムが開催され、バイオテクノロジーやAIを活用した地域活性化への取組、回復期医療現場における使用機器に関する高専との連携事例についての講演が行われました。
包括連携協定における連携事項
1 産業及び地域の活性化に関すること
バイオ・AI技術を用いた地域特産品の開発及び地域課題の解決
2 人材の育成に関すること
高専が開発した福祉・介護に関する機器類を作製するワークショップの展開
3 教育・文化の振興に関すること
地域住民や子供を対象とした参加型交流事業の開催
4 その他本協定の目的を達成するために連携協力が必要な事項に関すること
地域課題解決のために開発した機器等の効果検証実験への協力 等