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文化財~両界曼荼羅 等妙寺~

ページID:0002741 更新日:2021年6月7日更新 印刷ページ表示

両界曼荼羅 等妙寺

 両界曼荼羅とは、金剛・胎蔵の両界からなり、各々『金剛頂経』『大日経』に依拠し、密教の世界観を示したものです。本図は奈良山等妙寺の寺宝として伝わるもので、金剛界が天台宗慈覚大師円仁請来の八十一尊曼荼羅というところに特徴があります。「宇和日記」によれば、建武元年(1334)7月、開田善覚(立間郷主)が代価120貫文で買い求めて寄進し、天文18年(1549)8月には金山城(成家)主今城左衛門尉能光が修復、智光院に寄進したことが記されています。本図は、細部にやや粗略な点や彩色に簡略化が認められ、様式的にも15世紀後半ことと判断されることから、今城能光の修復は新写本として制作され、それが本図に該当するものと考えられます。また、様式や色彩感覚は、京都や南都のものとは異なっており、この時期に地方で制作された可能性が高く、その点においても大変貴重な作例と評価されています。 (町指定有形文化財)

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金剛界 金剛界      胎蔵界 胎蔵界

 

所在地:芝 等妙寺
指定年月日:昭和52年10月28日