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きじは日本で古来より食べられてきました。近年でも冬場に狩猟で捕獲したものを食べていましたが、里山等の自然生態系の環境の変化により、きじの生息数も減少し、食卓で食べる機会は減ってしまいました。
愛媛県鬼北町では「古(いにしえ)の味を食卓へ」を合言葉に急速凍結等、現代の技術を駆使して古来より愛されてきたきじ肉の旬の旨味をそのままに、年間を通して味わってもらうことを可能にしました。
その上流域にある豊かな自然いっぱいの愛媛県鬼北町で「きじ」を飼育しています。 平成13年度にきじ工房が完成し、現在、地域振興の柱となる特産品として年間3万羽規模の産地形成を目指しています。 また平成18年9月には、愛媛県「愛あるブランド産品」に認定されました。 |
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鬼北町では、高麗きじ(白い首の模様が特徴)を飼育しており、できるだけ自然に近い環境で育てています。
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遺伝子組み換えでないトウモロコシを主原料とした飼料に統一して丹精こめてきじを飼育しています。
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きじ農家(きじ生産者部会)は、飼育マニュアルを徹底し、相互評価研修により安全安心でバラツキのない「きじ」を育てています。
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〒798‐1313
愛媛県北宇和郡鬼北町大字延川1166番地
電話:0895-48-0771
Fax:0895-48-0772
E-mail: kihokukiji@mc.pikara.ne.jp
〒798‐1333
愛媛県北宇和郡鬼北町大字永野市138番地6
電話:0895-45-3751
Fax:0895-45-3752
E-mail:info@sankaku-boushi.com
〒798‐1502
愛媛県北宇和郡鬼北町大字下鍵山54番地
電話:0895-44-2340
Fax:0895-44-2341
E-mail:yumeroman@hiyoshiyumesanchi.com
平安時代から飲まれていたとされる「雉子酒」は、現在でも宮中に新年を祝う御膳「晴れの膳」に饗されるのが習わしとなっています。
きじのササミを薄く削ぎ、少量の塩をまぶしてから炭火で炙り、燗酒にジュッ!とつける。蓋をして5~6分じっと待ち、軽くかきまぜてからいただきます。
※雉子酒の写真は、イメージ写真で宮中の雉子酒とは関係ありません。
平成20年3月30日(日曜日) 東京国立博物館 応挙館において裏千家主催の「さくら茶会」が開催され、鬼北町特産品の「鬼北熟成雉」が出品されました。
応挙館内茶席風景
会場に向う方々
入室を待つ方々
濃茶を待つ方々
現地で雉子酒やきじ肉料理を準備する作業風景
食肉100グラム当りの成分比較
エネルギー (カロリー) |
蛋白質 (グラム) |
脂質 (グラム) |
ミネラル (ミリグラム) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
カルシウム | リン | ナトリウム | カリウム | ||||
雉肉 (皮なし) |
108 | 23.0 | 1.100 | 8 | 190 | 38 | 220 |
鶏肉 (胸皮なし) |
121 | 24.4 | 1.900 | 5 | 50 | 34 | 210 |
和牛 (ばら) |
517 | 11.0 | 50.0 | 4 | 87 | 44 | 160 |
豚肉 (ばら) |
386 | 14.2 | 34.6 | 3 | 140 | 47 | 250 |
五訂増補日本食品標準成分表による
「鬼北の熟成きじエキス」100グラムに含まれるアミノ酸含有量
必須アミノ酸 (ミリグラム) |
非必須アミノ酸 (ミリグラム) |
||
---|---|---|---|
バリン | 23 |
アルギニン |
29 |
ロイシン | 23 |
システイン |
11 |
イソロイシン | 16 |
チロシン |
18 |
ヒスチジン | 144 |
アスパラギン酸 |
43 |
メチオニン | 4 |
アラニン |
42 |
フェルアラニン | 14 |
グリシン |
43 |
リジン | 16 |
グルタミン酸 |
72 |
トリプトファン | 2 |
セリン |
22 |
スレオニン | 18 |
プロリン |
32 |
日本食品分析センター調べ
試験成績書発行番号 第501080145-001号