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令和6年新年を迎えて

ページID:0026241 更新日:2024年1月1日更新 印刷ページ表示

 新年あけましておめでとうございます。

 皆様にはお元気でお正月をお迎えのことと存じます。心からお喜び申し上げます。

 まず最初に、1月1日に発生しました能登半島地震において犠牲となった方々に対し哀悼の意を表しますとともに、被害にあわれていらっしゃいます大勢の方々に心からお見舞い申し上げます。本庁では、1月4日に本庁・支所に義援金箱を設置したところであり、これからは県・市町との協議により微力ながら何か支援ができることを協議したいと考えております。

 さて、近年になく久しぶりにご家族や大切なご友人と、心配なく会話を楽しめる年末年始をお過ごしの方も多かったのではないかと思います。

 ただ、近年稀にみる速さの物価上昇において、物心両面で不安が募る状況が続いていることも現実であり、悲喜こもごもな新年の幕開けとも感じます。

 昨年は、「でちこんか」など数年ぶりに開催したイベントや地域の行事も復活したものが多く、喜怒哀楽などの感情を素直に表現できる日常生活・様々な場面が、いかに素敵で尊いものか、私自身が実感し懐かしささえ感じました。

 さて町内では、統合保育所の運営が開始され、広見中学校の改築や、等妙寺旧境内遺跡のガイダンス施設整備が大詰めを迎えております。

 さらに、近永まちなかにぎわいエリアの創出や北宇和高校、予土線の存続維持発展など、現代の社会情勢に即応したサービス体系の構築を図る施策を展開しております。

 また、森林やジビエなどを、私たちの住んでいる地域の財産として、これまで以上に活用した新しい産業の創出など、今・そして未来の鬼北町に必要な施策を事業として実施したり、未来に向けて計画しているところであります。

 特に、来る南海地震に向けて、災害自体は防げないにしても、数多くの命と財産を守り抜くための準備をしっかりと進めて参りたいと考えております。現在は、避難所となりうる公共施設等へ自家発電機・蓄電池の設置を進めております。

 西日本の多くの市町村が災害エリアとなる広域災害では、国・県がしっかりとサポートしていただくにも限度があると考えます。食料や電源などは、電力会社からの送電が停止しても、しっかりと自家発電等サポートできるシステムを早く構築したいと考えています。「自分たちの命は、極力自分たちで守る」そのような防災減災のまちづくりにご協力をお願い申し上げます。

 ハード事業・ソフト事業いずれの施策を推進するにしても、住民の方々が少しでも多く「幸せを感じる」時間を提供することが一番大切だと感じております。変わらぬご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 結びになりますが、令和6年が皆様にとりまして輝かしい1年になりますよう、心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

鬼北町長 兵頭 誠亀