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文化財~大本神社(清明祭・伊予神楽)~

印刷用ページを表示 掲載日:2012年1月1日更新

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大本神社

 伊予神楽は遠く鎌倉時代に創始されたと思われます。伊吹八幡宮社宝の鬼面及び猿田彦の古面には「嘉元三年(1305)9月」の在銘のものが保存されていることなどから、宇和島市や北宇和郡の農漁村一帯には古くから「男子(オカンコ)四国神楽」と称し、四国神楽の宗源をなすものとして今日に伝えられています。
 伊予神楽は昭和36年(1961)3月愛媛県指定無形文化財第1号に指定され、昭和38年(1963)に装束調度類が古文書を基に新調され、昭和48年(1973)4月文化庁長官より「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」に選択され、八ミリ映画に記録保存された。昭和56年(1981)1月文化庁長官より、国指定による民俗無形文化財指定証書が交付されました。こうした一連の指定をとおして、この神楽の重要な特色は、(1)歴史的資料の記録がよく保存されていること、(2)今一つの特色は伝承者が社家の子弟や神職で構成され、神楽に古い形が多く残り文化遺産として価値が高いと認められたことであり、即ち世俗化から守られて、低俗化しなかったことです。
 「伊予神楽舞歌並次第目録」は天文3年(1534)8月宇城板島郷正一位八幡宮宇正之社司、渡辺豊後守源清綱の著した「伊予神楽神ギ歌」によると三十五番にわたり演じられました。今は、十数番程度に省略され、時間は古くは一夜を明かす程でしたが、現在は全部を演ずることは少なく、今は3時間程度で終了しています。

「伊予神楽次第目録」

 一番、天神地ギ勧請太麻之事、天神地神を迎える式。二番、一揖座着之事、神楽神主一同祭神楽の座に着く。三番、神酒頂戴之事、神主身体内を清める神酒を頂戴する。四番、榊の手洗之事、榊葉1枚を受け、半分にさき左右の肩を投げ越して、身体外部の清め祓をする。五番、奉幣大麻之事、神前大麻(御幣)を奉る神事。六番、御祓之事、奉仕する神宮一同大祓の神詞を奏上する。七番、天地開楽之事、神主一同太鼓の曲に合せて天地開楽の神ギを献上する(この神詞の言葉の意味は難解で解き難く、国文学者の大和田建樹氏も、「分からずとも、このままに奏すべき」と古老の神職に話されたとのことである。)。八番、巫子(カンナギ)之神楽之事、女(メ)かんなぎ(巫子)の舞で鈴を持ち千早の袖をなびかせて舞う。九番、諸神造酒祭之事四人舞で東西南北の神々に神酒を奉る舞。十番、式三番舞の口明(クチアケ)之事、一人舞で鈴と四手(シデ)(紙垂)(シデ)を持って四方の神々を寄せ迎えて神遊びを始める舞。十一番、喜余女手草之舞之事、二人舞でサカキの柴を両手に持ち、氏子人及び四方の海川山野の諸々を祓い清める舞。十二番、悪魔払之事、四人舞で下垂(シタタレ)を着用し、立帽子(タチボウシ)に太刀をハき、四手(シデ)を持ち四方の悪魔を払い、国土氏子を拡める舞。十三番、大蛇之舞之事、俗に大蕃ともいい鬼神が神々を困らせるが後に善鬼に立帰り氏子人に幸をもたらす、鬼の問答が面白い。又氏子人と相撲をとり夜神楽を盛り上げる。十四番、神清浄舞之事、二人舞で静かで上品な舞で鈴と四手を持ち神々を神楽の庭に迎えて礼拝する舞。十五番、弓之舞之事、国中諸々の災害や悪霊を武神が弓の神威によって退散させる弓祓いの舞。十六番、御崎神ギ舞之事、二人舞で四方の神々に黄金の稲穂を捧げて拝礼する舞。十七番、四剣天舞之事、四人舞で東方西方南方北方と四人の皇子が神剣によって悪魔を払い国土を固める舞。十八番、花神ギ之舞之事、一人舞で俗に「盆の舞」とも呼ぶ。曲舞(キョクマイ)の1つで高度な盆さばきの技術を必要とする、天地の神々に千切り散米供えて祈願する舞。十九番、仁天剣舞之事、二人舞で神剣を持って悪魔を払らう舞。二十番、内舞之事、一人舞で山の神の御使いと申す神霊によって柴の束で山を守り、山を治める舞、神能風の幽艶な中に深みのある舞である。二十一番、火焼(ヒタキ)之舞之事、二人舞で他に鎮火を行う新宮一人、神火を持ち四方を祓い罪穢を焼滅して国土を清浄明直にする舞。二十二番、長刀矛之舞之事、二人舞で太刀と長刀を持ち長刀矛の神威によって四方を祓い平げ国土の基礎を固める舞。二十三番、古今老神之舞之事、一人舞で天児屋根命の神霊と申す翁が現れて、八百萬の神々を集め給い国土の平穏を祈願する舞。二十四番、飛出手力男之舞之事、手力男命の神霊が悪難の霊を退散させ天下泰平国土安穏の祈願する舞。二十五番、神体鈿女(ウズメ)之神楽舞之事、一人舞で岩戸の前で大神を和めいさめ奉り天下泰平を祈る艶変魅力的な舞。以下二十六番、東方之神皇子の之舞之事、二十七番、右大臣之舞之事、二十八番、南方之神皇子之舞之事、二十九番、西方之神皇子之舞之事、三十番、北方之神皇子之舞之事、三十一番、中央之神皇子之舞之事、三十二番、左大臣之舞之事、三十三番、政所翁之舞之事までは連続した舞で物語風の神楽で春夏秋冬の月日の配分を問答や舞で理解する神楽である。三十四番、妙剣之舞之事、一人舞で妙剣を持って氏子鎮護を祈念し氏子人に霊剣を身に受けて神前に退く。三十五番、神送り之神事之事。一同「大祓」の神詞を奏上し警跿(ケイセツ)の声も厳かに昇神之儀をなし神楽は終了する。 (国指定重要無形民俗文化財) 

所在地

内深田 大本神社

指定年月日

昭和56年1月21日


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