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水害時の衛生対策と消毒方法について

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年7月10日更新

【家屋等が浸水した場合】

  豪雨時等に路面が冠水すると下水道が逆流する可能性があります。下水道には汚水が混入している場合がありますので、そのような汚水によって家屋等が浸水した場合は、洗浄により十分に汚れを除去して消毒するようにしてください。(消毒は洗浄後でないと、効果を発揮することはできません。)

  路面が冠水しない状況で、雨水により浸水した場合は、水道水でよく洗浄を行えば衛生対策として十分ですが、場合によっては汚水が混入する可能性もありますので、消毒が必要になることがあります。

【衛生対策について】

  家屋等が浸水した場合、次のとおり洗浄・消毒及び衛生対策を行ってください。

<(1)床上浸水の場合>

  ・家の周囲や床下などにある不要なものや汚泥などを片付けてください。

  ・水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要なものを片付けてください。

  ・汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きし、消毒するなどしてください。

  ・食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流し、消毒してください。

  ・食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取り、消毒してください。

<(2)床下浸水の場合>

  ・家の周囲や床下などにある不要なものや汚泥などを片付けてください。

  ・床下は雑巾等で吸水し、扇風機等により強制的に換気するなど乾燥に努めてください。

<(3)食中毒、感染症の予防>

  ・汚水等で汚染された井戸、受水槽については、水質検査を実施する等、安全と衛生を点検・確認してから使用してください。

  ・水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品は廃棄してください。

  ・からだに異常を感じたら早めに医療機関を受診してください。

  ・食事の前や用便の後などは、しっかりと手を洗ってください。

【消毒方法について】

  消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。また、使

 用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。

<家庭で使いやすい消毒薬とその使い方>

  ・塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)10%使用濃度0.1%(薬液を100倍になるよう水で薄める。)家具や床などの消毒

  に適しています。雑巾に浸して拭いてください。(ゴム製品への使用はさけてください。)

  ・次亜塩素酸ナトリウム6%(家庭用塩素系漂白剤など)使用濃度0.02%(薬液を300倍になるよう水で薄める。)飲食

  器具等の消毒に適しています。薬液に5分程度浸した後水洗いしてください。

(参考)消毒方法の例(※いろいろな濃度の製品が市販されているので、希釈倍率には注意してください。)

消毒薬

調整方法(例)

使用方法

屋内(汚水に浸かった壁面や床、家財道具)

0.1%塩化ベンザルコニウム

(逆性石鹸)

10%塩化ベンザルコニウム10mlに水を加えて1Lとする。泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、薄めた液を浸した布などでよく拭く。(噴霧器で噴霧した場合は、濡れる程度に噴霧する。その後、風通しをよくしてそのまま乾燥させる。)
手指(後片付けなどで、汚染された箇所や土に触れた手指)汚れを石鹸で洗った後、流水で石鹸をよく落とし(石鹸が残っていると殺菌力が低下します。)、洗面器などに入れた消毒液に手首まで浸し、30秒以上もみ洗いする。その後、乾いたタオルなどで、よく拭き取る。
食器類0.02%(200ppm)次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤でも可)10%次亜塩素酸ナトリウム2mlに水を加えて1Lとする。食器等を水洗いした後、消毒液に5分以上浸し、自然乾燥させる。(家庭用塩素系漂白剤を用いた場合は、水ですすぐ。)

 ※消毒薬を取り扱う際には、長袖、長ズボン、めがね、マスク、ゴム手袋などを使用し、皮膚や目にかからないように注意してください。また、皮膚についた場合、水と石鹸でよく洗い流し、目に入った場合は、水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。使用する直前に希釈し、希釈濃度を守るとともに、他の消毒薬や洗剤と混ぜないで使用してください。

(例)次亜塩素酸ナトリウムの希釈方法(200ppmで3リットル調整する場合)

原液の濃度希釈倍数原液の量水の量

1%の場合

50倍

60ml

3リットル

6%の場合

300倍

10ml

3リットル

12%の場合

600倍

5ml

3リットル

 ※使用している次亜塩素酸ナトリウム製品の濃度を確認してください。希釈後は時間経過とともに濃度が薄くなるので定期的に作り替えてください。

自宅の清掃・復興作業等の際の感染予防について

「破傷風」、「レジオネラ症」等の予防に注意してください。

 浸水した後の自宅、がれきの中には、先の尖ったもの、くぎや棘の出ている木材など、けがをしやすいものが含まれています。その多くは泥や水などに浸かっているため、表面が汚染され、けがをした場合、感染症を起こしやすくなります。

 けがをすることや、感染源を含む水や土壌等に直接触れたり、土ぼこりを吸入することによって感染症になるおそれがあります。

作業・清掃するときの服装

 作業するときは感染症の防止のため下記の装備をし、水や土、汚染された廃材などを直接触ったり、くぎなどを踏み抜いたりしないよう体を保護してください。

  ・マスク

  ・長袖、長ズボン

  ・手袋(厚手のゴム手袋など)

  ・(山林等で作業する場合)虫除けスプレー

作業するときの注意

  ・作業中、汚れた手で目や口を直接触らないようにしてください。

  ・手袋をはめたままで他の人が素手で触るドアノブやスイッチを触らないようにしましょう。

ケガをしたら

  ・作業中、ガラスなどでケガをしたり、棘が刺さったりした場合は、いったん作業を中止し、傷ついた場所を清潔な水でよく洗浄し、絆創膏などで保護します。

  ・傷に泥が入った場合や棘が残ってしまった場合、すみやかに診察を受けてください。

作業が終了したら

  ・手袋などは外し、石鹸と流水でよく手を洗ってください。どうしても手洗いの水が入手できない時は、ウエットティッシュなどで極力汚れを落としてから、アルコール消毒剤で手を消毒してください。